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人間の人間たる根幹には、言語という要素が大きく介在します。
人間の中心コアの部分の形成に、言葉の果たす役割は決定的です。
豊かな世界観・社会観・人間観を育てます。
ところが、現在、教育研究者によると子ども達も言葉の獲得総数の較差が、どんどん広がっているようです。
テレビを中心とする映像文化が影響しているのはいうまでもありません。
中学入学直前で語彙数の高い子どもでは37000語、低い子どもで7000語から8000語位だそうです。
これは言葉の獲得数だけの問題ではなく、言語をとおして自己表現・認識・感情の伝達の内在化という人間形成や人間の存在の根幹にかかわる決定的な問題をはらんでいるといえるでしょう。
この子ども達が同じ教室という空間で言語を通しての授業を受けるわけですから、今の教室が、そして授業が、いかに困難な状況におかれているかがわかると思います。
(杉原耕治・著『心はいつも探検隊』より)
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